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風しん抗体検査について

2019年12月2日

風しん抗体検査及び定期予防接種のクーポンをお持ちの方、検査は受けられましたでしょうか?

平成31年4月より、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象とした風しんの抗体検査及び風しんの第5期の定期接種を実施することとなり、今年度は昭和47年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性約646万人にクーポンが送付されています。

先日の新聞記事では9月までの検査受診率は13.4%にとどまっているとのことで、現在のクーポンの有効期限を1年延長する対応がとられるようです。また来年度には昭和37年4月2日から昭和47年4月1日の間に生まれた男性570万人にクーポンが送付される予定となっています。

風疹は発熱,発疹,リンパ節腫脹が特徴の一般的に症状は軽く,自然軽快する疾患です。しかし,時に合併症として血小板減少性紫斑病や脳炎を発症することがあり注意が必要です.また妊娠20週頃までに感染すると,白内障,先天性心疾患,難聴などを特徴とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があるとされています.そのため、風しんに感受性のある妊娠前の女性はワクチン接種による予防が必要です。

日本では2012年~2013年にかけて約14000人の感染が確認され、以降減少傾向にありましたが昨年7月から再度感染者は増加傾向となっております(2018年は2946人、今年は11月時点で2263人)。それを受けて今まで風しんに係る公的接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象として、今回の事業が始まりました。

クーポンをお持ちの方は抗体検査からワクチン接種まで自己負担ゼロで可能です。
当院では抗体検査はクーポンをお持ちいただければ予約なしで受けていただけますので、ぜひ対象となる方は受診をお願いします。不明な点がある方は気兼ねなくお問い合わせください。