今年もスギ花粉の飛散する季節がやってきました。
昨年は非常に多量のスギ花粉が飛散し、もともと花粉症があった方には辛いシーズンになりましたし、花粉症を新たに発症する方も見受けられました。基本的に夏の気温が高く、日照時間が長く、雨の少ない年はスギの花がたくさん咲くため、その翌年は花粉の飛散量が増えるといわれています。
今回は今年の花粉飛散量について、解説していきたいと思います。
2024年1月18日発表の日本気象協会の2024年春の花粉飛散予測(第3報)によると、東海地方は2月中旬より飛散が開始し例年より早くなる見込みです。飛散のピークは3月上旬~中旬となる予測です。ヒノキのピークは4月上旬のため、GWあたりまでは花粉の飛散は続くと考えられます。
またスギ花粉の飛散量については例年比ではやや多いようですが、昨年と比べると若干少ないとされています。
昨年よりは飛散量は少なめとのことですがすでに花粉症症状での相談も増えてきております。花粉症は早めの対策が肝心です。毎年花粉症でお悩みの方は早めのご相談をお勧めします。また当院ではスギ花粉症の確定診断がある方を対象とした、症状軽減のための舌下免疫療法も行っております。
ご興味のある方はお気軽にご相談下さい。
末盛内科クリニック
医師 伊藤智康