5/12㈬より名古屋市でも新型コロナワクチンの集団接種が開始となり、私も千種区医師会員として5/16㈰に宮根小学校で行われた新型コロナワクチン集団接種に出務してきました。今回はこのことについて書いていきたいと思います。
小学校での集団接種は、体育館を使って行われました。9:30-17:30まで5つのブースを使って500名弱の高齢者の方にワクチン接種を行ったのですが、限られたスペースを最大限に活かして区画がうまく分けられており、接種から待機、退場の流れもスムーズで非常によく練られたレイアウトだなと感じました。
私は問診・接種のブースで看護師さんとペアで予診票をもとに問診をし、ワクチン接種を行いました。
最初は問診にどの程度時間を割くべきか迷いがあったり、接種に時間がかかったりしていましたが途中からはペアになった看護師の方との連携もうまくとれるようになって問診から接種までスムーズに行うことができるようになりました。開始まではどれほど大変なんだろうと不安もありましたが、始まってみればあっという間に17:30になっていました。100名弱の方の問診・接種を行いましたが、多少なりとも地域の皆様に貢献できたという達成感を味わうことができました。
話は変わり、当院でも5/25㈫から個別接種が開始となりますが、どうすればスムーズな流れになるかを考える上で今回の出務はとても参考になりました。従来の予防接種と違い、新型コロナワクチンでは接種後15分ないしは30分の院内待機があるという点がスムーズな接種を進める上で一番問題となってくる部分だと思います。当院は小規模なクリニック故になかなか一度に多くの方の接種を行うことは難しいのですが、今回の集団接種での経験を活かして当院でも地域の皆様に安心して接種していただけるよう考えていきたいと思います。