ついに愛知県でも新型肺炎を発症された方が発表されましたね。
ここからどのような広がり方をするのか今後の動向を注意深く見ていく必要がありますが、まずは個人でできることをしっかりやることが大事だと思います。
月並みですが、対策として
①外出時には正しい方法でマスク着用
②人混みは避ける
③帰宅時の手洗いはしっかり丁寧に
④規則正しい食生活、十分な睡眠で体調管理
⑤体調不良時は無理せず休む、発熱したら早めの受診を
①のマスクについてですが、布製のマスクではなく、不織布で3層構造になっているいわゆるサージカルマスクを使いましょう。
また、街を歩いているとマスクをしていても鼻を出していたり、あごにひっかけていたりと正しいマスクの着用ができていない方もいらっしゃいます。
しっかり鼻をカバーして、なるべく隙間のないようにフィットさせるようにしましょう。
②は当たり前のことですが、密閉された空間は感染のリスクが増します。家でも職場でも定期的な換気で空気の入れ替えをしましょう。
③の手洗いは接触感染の予防に非常に重要です。正しい手洗いについてはこちらを参照してください。
また、新型肺炎の原因となっているコロナウイルスはウイルスの構造上、アルコール消毒や石鹸による手洗いが有効です(1/29追記)。
④も予防のためには非常に重要です。栄養状態の悪化や疲れ、睡眠不足は免疫力の低下につながります。
⑤はインフルエンザでも同様ですが、感染拡大をなるべく抑えるためには早期に受診していただくことが必要です。
院内の対策としては国立感染症研究所からの文書をもとに、
37.5℃以上の発熱と呼吸器症状(咳や呼吸苦、痰など)のある方には以下の3点について確認をさせていただいています。
①新型コロナウイルス感染が確定した方やその疑いのある方との接触歴
②武漢市への渡航歴
③「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状のある方」との接触の有無
新型肺炎の流行はメディアに大々的に取り上げられ、日本国内での流行の恐れもあるため確かに怖いですが、インフルエンザも流行期に入っています。上記の対策をして、健康維持に努めましょう。